亀ちゃんトマトとは?
瀬戸内海に浮かぶ広島・大崎上島。
海からの潮風とやわらかな日差しに包まれたこの島で、
亀田農園の「亀ちゃんトマト」は一つひとつ丁寧に育てられています。
ただ甘いだけではなく、香り・歯ごたえ・旨み・後味までトマト本来の美味しさを引き出した“本気のトマト”。
“ただ甘いだけではない、本当のトマトの味を届けたい。”
そんな想いから、私たちは手間と時間を惜しまず、
土づくりから水の与え方まで、すべてにこだわり抜いています。
実生栽培というこだわり
亀ちゃんトマトは、一般的な接ぎ木苗ではなく、「実生(みしょう)」と呼ばれる自根栽培によって育てられています。自らの根で大地の栄養を吸い上げるため、病害に弱いというリスクはありますが、その分、トマト自身の生命力と個性が際立ちます。
余計な交配を排し、自然の力で伸びる実生トマトは、味のばらつきが少なく、一粒ごとに深いコクと芳醇な香りが宿るのです。手間も時間もかかりますが、その分だけ“本物の味”が生まれます。
健康な土づくりから始まる栽培
亀田農園の栽培は、何よりも“土づくり”から始まります。
島の周辺に自生する芦(ヨシ)や落ち葉などを畑にすき込み、納豆菌を使ってじっくりと発酵させ、微生物が息づく健康な土を育てます。
この時間と手間のかかるプロセスこそ、トマトが自らの力で根を張り、栄養をたっぷり吸収できる理由です。化学肥料に頼らず、自然の循環を活かした栽培だからこそ、一粒のトマトに生命のエネルギーが満ちているのです。
まさに「健康な土こそ、美味しい実を育てる」という信念のもとに生まれています。
甘みを育てる水管理
亀ちゃんトマトのもう一つの特徴は、繊細な“水のコントロール”です。
育成期には水を与えすぎず、株にほどよいストレスを与えることで、トマト自身が生き抜くために糖分と旨みを濃縮していきます。
こうして育った実は、一般的なトマトよりも格段に糖度が高く、なかには「味特(あじとく)」と呼ばれる糖度8度以上のグレードも誕生します。果肉は引き締まり、口に含むと甘みと酸味が絶妙に重なり合い、まるで果物のようなジューシーな余韻が広がります。
おすすめの食べ方
亀ちゃんトマトは、生でそのままでももちろん絶品。
冷やして丸かじりすれば、みずみずしい甘さが口いっぱいに広がります。
オリーブオイルと塩をかけるだけのシンプルなサラダや、
パスタ・冷製スープなどの料理にもよく合います。
加熱しても甘みが逃げず、濃厚なソースに仕上がるのも特徴です。
贈り物にも選ばれるトマト
ひと目でわかる艶やかな赤、ひと口で広がるやさしい甘さ。
亀ちゃんトマトは、その見た目の美しさと上品な味わいから、
季節のごあいさつなど、贈り物としても多くの方に選ばれています。
瀬戸内の豊かな自然に抱かれた畑で、
一粒一粒に想いを込めて育てた亀ちゃんトマト。
箱を開けた瞬間に広がる香りと、食べたときの驚きと喜びを、
大切な方へお届けいただけたら嬉しく思います。



